「転勤族だけど、いつかは持ち家が欲しい!」
「転勤族だけど、そろそろマイホーム建てたいなぁ。」
と思った時に気になることと言えば、これではないでしょうか?
ちゃんとやっていけるか心配…みんなどうしてるの?
我が家は、子ども3人を抱える転勤族です。
建築設計事務所に家づくりをお願いし、2018年3月にマイホームが完成しました。
我が家が家を建てる決断をするまで、先輩方に相談して経験談を聞いたりアドバイスをもらったりしました。
ここでは、我が家の体験談や周囲の転勤族の方々の実例などを交えながら、マイホーム建築のタイミング、家購入に踏み切った理由、メリットデメリット、不安点をどう解消したか?についてまとめています。
転勤族がマイホームを考えるタイミングは?
転勤族がマイホームを考えるタイミングとしては、主に以下の理由が考えられます。
- 子どもの進学
- 定年退職
- 住宅ローン(35年)を組める年齢のリミット
マイホームのタイミング➀:子どもの進学
転勤族が持ち家を持つタイミングの大半が、【子どもの進学】ではないでしょうか。
我が家がマイホーム購入に踏み切った理由の一つでもあります。
転勤となると、子どもが小学生までは家族一緒に引っ越しするケースがほとんどです。
問題は、子どもが大きくなり高校受験が視野に入ってきた時です。中学受験する場合は、もっと時期が早まります。
マイホームを持たない場合も、子どもの学校を優先し、家族で引っ越しではなく単身赴任で頑張るケースが大半です。
私の高校時代の友人は転勤族一家でしたが、姉弟で学校の近くに下宿していました。
これはレアケースだと思いますが、こんな例もあります。
マイホームのタイミング➁:定年退職
定年退職後に家を建てる場合は、子どもはたいてい就職や結婚などで独立しています。
この場合、広い家にする必要もないため、建築費用も抑えられます。
以前(親の世代)は、定年退職後に家を建てるケースは多かったようです。でも、今は少なくなってきています。
- 晩婚化・晩産化で定年前後まで子育てが続き、定年後に家を買うだけの余力(貯金)がない。
- そもそも退職金が期待できない。
- 退職後に家を建てるメリットがあまりない。
我が家もまさに当てはまります。
一番下の子は夫が退職する時まだ18歳。大学進学するとしたら、まだまだお金がかかります。
『退職後に家を建てるメリットがあまりない』について、ざっくりし過ぎてるので、もう少し詳しく説明します!
退職後に家を建てるメリットがあまりない理由
退職後は、基本的に夫婦2人の生活です。まだ独立してない子どもがいたとしても、そんなに長い期間ではありません。
家を建てる理由の一つに、子どもを伸び伸び育てたい!というものがありました。
マンションやアパートでは、階下や周囲に常に気をつかう生活です。
私も疲れるし、子どもも窮屈だったと思います。
また、定年退職時には元気だったとしても、体は衰える一方です。
家を建てたとしても何年住めるんだろう?
都市部なら公共の移動手段もたくさんありますが、地方は車社会です。
バスなどはどんどん本数も少なくなる一方だし、車がないとかなり不便です。
一軒家だと庭の管理や家のメンテナンスも大変です。
となると、
夫婦2人だけなら便利な場所に手ごろなマンションでも借りて住んだほうが快適。という結論になります。
広くなくてもいいから、家賃もそれほど高くならないでしょう。私ならそうします。
マイホームのタイミング➂:住宅ローン(35年)を組める年齢のリミット
住宅ローンは最長35年まで組めますが、いつでも組めるわけではありません。
年齢のリミットがあります。
ローンは当然全て返すことが前提です。
例えば、60歳の人が35年ローンを組んだとしたら、完済年齢は95歳です。
35年ローンが組める年齢のリミットは、45歳です。
45歳というリミットが見えてくると、マイホームを真剣に検討する人が多いです。
住宅ローンのリミットも、マイホーム購入に踏み切った理由の一つです。
転勤族が家を買う時の不安について
これにつきます。
- 夫が単身赴任になっても二重生活できるだけのお金があるのか
- 家族が一緒に暮らせないことで子どもに影響がでないか
- 子どもの進学費用までちゃんと出せるのか
- 一軒家は防犯面が心配
我が家も一番の心配はお金です。
単身赴任になるとしたら、最短で3年後です。
今はまだ専業主婦ですが、その時には一番下の子も小学生です。外に働きに出ることを考えています。
この単身赴任時のお金問題について、夫の職場の先輩方に聞いてみました!
- いざとなったら家を売る!
- とてもやっていけないと思うからマイホームは諦めた。
- 共働きだから大丈夫。
- なんとかなるでしょ!
夫の職場の人たちですから、勤続年数や役職などによって多少の違いはあるものの、年収に大きな差はないです。
お金の問題は、マイホーム取得の判断基準として大きいですが、それ以上にその人の考え方が大きいと感じました。
いざとなったら売る!という人は、立地とハウスメーカーにこだわったそうです。
中古物件として売りに出した時に、立地の良さは大きなアドバンテージとなります。
実績ある名の通ったハウスメーカーであれば、信頼性も高まります。
中古でも確かな物件という安心感があるため、ウリの一つになるそうです。
一番驚いたのは、「なんとかなるでしょ!」という答えです。
実際に家を建ててみて思ったことは、思い切りも大事!ということです。
こういった意見も、マイホーム購入に踏み切る後押しになりました。
あのホリエモンやZOZOの前澤社長も、「持ち金は全部使え!」と言ってますよね。
全て使って初めて生まれるものがある。モチベーションが高まる。とおっしゃってました。
転勤族が家を建てるメリット・デメリットは?
転勤族がマイホームを建てると、どういうメリットやデメリットがあるのでしょうか?
ここでは、夫が転勤族で子どもがいることを前提として考えていきます。
また、やりたいことがなんでもできるくらい裕福な世帯だと、ちょっとズレが出てくると思います。
転勤族が家を建てるメリット
- 子どもに転校など余計なストレスがかからない。
- 子どもの進学について見通しがたてやすい。
- 足音など、ご近所を気にして子どもにガミガミ言わなくなり、親子ともにストレスが減る。
- 子どもに実家や幼なじみ(いわゆる故郷)をあたえてあげられる。
- ”家”という生活の核がしっかりするので、将来の見通しや覚悟ができる。
- 単純にマイホームを持つことの満足度が高い。
- マイホームを持つことで、今まで以上に仕事へのモチベーションや生活に張りが出る。
- 引っ越しがあるからと我慢していたもの(家具など)が購入でき、生活の質が上がる。
- インテリアやガーデニングなど、家に関する楽しみが増える。
- 妻の仕事の選択肢が広がる。
ざっと考え付くだけでたくさんのメリットがあります。
親である私も、あれこれと心配することが減って安心しました。
また、夫に関して言えば、家を建てたことによって「自分も一人前になったなぁ。」という満足感が大きかったようです。
これについては、夫の会社の先輩方も同じことを言っていたそうです。
「自分の家だ。自分もついに家を建てられたんだ。」
ってしみじみするし、やる気が出るよ。
そして、それはその通りだったそうです。
我が家に関して言えば、全てのメリットが当てはまります。
転勤族が家を建てるデメリット
- 多額の長期ローンを組むことが不安。
- いざ単身赴任となった時に、金銭的にやっていけるか不安。
- 単身赴任になった場合、家族が離れて暮らすことへの不安(子どもの精神面、防犯など)。
- 持ち家には住宅手当が出ない。(出る会社もあります)
- ご近所トラブルなどあった場合、簡単に引っ越しなどできない。
一番は、なんといっても金銭的なことです。我が家も不安です。
現在共働きでこれ以上の収入増加は難しい。という場合は、マイホームを購入はかなり厳しいと思います。
我が家がマイホーム購入を踏み切れた理由は、まだ私が働いておらず、将来的に私も働けばなんとかなりそう。とシミュレーションできたからでした。
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我が家がマイホームを建てた理由
- 上の子の高校進学を考えたらベストタイミングだった
- 何回も転校させるのを避けたかった
- 子どもに実家や幼馴染といった環境を与えたかった
- 子どもの進学を考えると単身赴任は確定的なので、どうせなら持ち家がいいと思った
- 賃貸マンションの家賃と住宅ローンの金額に大きな差がなかった
- 子どもが3人なので賃貸が手狭になってきた
- 長男だけど、夫の実家(県外)に帰ることはないだろうという結論に達した
- 35年ローンのリミットが迫っていた
- いつかはマイホーム!と思っていた
この中でも大きかったのは、子どもの進学問題と、住宅ローンのリミット、夫の実家に将来帰るか否か。でした。
子どもは特に大きいです。子どもがいるかいないかで、選択は大きく変わってくると思います。
転勤の度に夫婦で引っ越しです。
実は、家を建てようかと思い始めたのは、マイホームに向けて実際に動き始める1,2ヵ月前くらいからでした。
私には、いつかはマイホームを建てられたらいいなぁ。という想いはありましたが、あくまで夢であって、全く現実的ではありませんでした。
- 夫は県外出身の長男
- 転勤族
- マイホーム用の貯金はなし
- 夫にマイホームを建てる気はなさそう
まとめ:マイホームの最大の決断理由は子ども
まだマイホームを具体的に考えていない時、夫はこう言ってました。
「単身赴任なんて無理。絶対嫌だ。ずっと家族を連れてまわる!」
でも、子どもが大きくなってくると、進学など現実的に考えざるを得なくなってきます。
知り合いの家族も、旦那さんが「単身赴任なんて絶対ムリ!」と言い張ってましたが、現在単身赴任中です。
転勤族である我が家にとって、家を建てる最大の理由は、子どもでした。
家を建てる決断をするまでに、様々な悩みや葛藤がありましたが、家が建った今、本当にマイホームを建てて良かったと思っています。
我が家が家を建てる理由については、詳しい経緯を記事にしています。
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