リンクのnofollow属性、どのように扱っていますか?
調べてみたところ、【nofollow】への認識が昔と今とではずいぶん変わったことが分かりました。
ずっと前に、「SEO対策のため外部リンクは【nofollow】にすべし!」ということを聞いたことがありましたが、現在は時と場合によって使い分ける必要があります。
nofollowについて、SEO効果はあるの?どういう時に使うべき?メリットデメリットは?など、わかりやすくまとめました。
- nofollowがよくわからない
- nofollowにSEO効果はあるのか知りたい
- どういう時に使うべき、または使うべきでないか知りたい
nofollowとは?
通常、リンク先のページには、リンク元の評価(ページランク)が多少引き継がれます。
以下のようにリンクにnofollowのタグをつけることで、検索エンジンのクローラーがそのリンク先を巡回しないように指定することができます。
<a href=”リンク先URL” rel=”nofollow”>リンク文字列</a>
検索エンジンにリンク先を辿らせないようにすること
nofollowはSEOに効果ある?
結論から言うと、nofollowにすることでSEOに効果はほとんどありません。
むしろ場合によってはマイナスに働くと言われています。
nofollowをつけない=自分のサイトパワーがリンク先に移ることによって相手のGoogle評価が高くなってしまう。結果、自分の検索順位が下がる。
Googleが高評価を与える基準は、サイトを訪れた人を優先し、使いやすくわかりやすい役に立つコンテンツを作っていること。です。
この考え方に沿うと、訪問者に対して役立つ情報や記事の信頼を高めるための参照元へのリンクは、Google評価を高める材料になるはずです。
つまり、訪問者にとって役立つリンクは、nofollowにする必要はないと言えます。
どんな時にnofollowを使う?
nofollowの使い方を誤ると、サイトの評価がマイナスになる恐れがあることがわかりました。
Googleが「nofollowの使用をおすすめする」としているのは、以下の3つの場合です。
- 信頼できないコンテンツ
- 有料リンク
- クロールの優先順位
参考:Search Consoleヘルプ
=>特定のリンクに対して rel=”nofollow” を使用する
上記のようなリンク先にnofollow属性をつけずにリンクすることは、自分のサイトの評価を下げることにもつながりかねません。
信頼できないコンテンツ
リンク先のサイトの信頼性が低いと考えられる場合は、nofollow属性をつけることが推奨されています。
Wordpressのコメント欄に書かれたURLには、自動的にnofollow属性がつくため、Wordpressでブログ運営をしている場合は特に意識しなくても大丈夫です。
信頼できないコンテンツに対してnofollow属性をつけることで、サイトが不正行為者のターゲットになることを防ぐだけでなく、ページランクを上げる手助けをしないようにします。
有料リンク
有料リンクとは、金銭や商品と引き換えにリンクを張ってもらうリンクのことです。
実際に有料リンクの多くはSEO目的のもので、検索順位にも影響を与えてしまいます。
Googleは純粋なサイトへの評価から自然発生したリンクではない有料リンクに対して、
検索結果やユーザーに影響がおよばないようにnofollow属性をつけることを推奨しています。
=>参考: ウェブマスター向け公式ブログ:有料リンクについて
クロールの優先順位
「登録」や「ログイン」といったGoogleがリンクをたどる必要のないものがこれにあたります。
検索ロボットは、サイトにメンバーとして登録もログインもできないため、それらのリンク先をクロールする必要がないからです。
参考:Search Consoleヘルプ特定のリンクに対して rel=”nofollow” を使用する
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nofollow属性をつけないほうが良いのはどんな時?
結論としては、Googleが「nofollowの使用をおすすめする」場合以外のリンクには、nofollowをつける必要はない。ということです。
その中でも、つけないほうがいい!と断言しても良さそうなのは、以下の場合です。
- 内部リンク
- ユーザーのためになる、信頼できるサイトへのリンク
内部リンク
内部リンクについては、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が、原則としてnofollowをつける必要はないということを明言しています。
=>参考:内部リンクにはnofollow属性を付けなくてよい
例外としてnofollowにした方が良い内部リンクは、「ログイン」や「登録」ページなど、検索ロボットがクロールする必要のないページです。
ユーザーのためになる、信頼できる外部サイトへのリンク
Googleが高く評価するサイトは、ユーザーの役に立つコンテンツが豊富でわかりやすいサイト構造のものです。
つまり、ユーザー第一主義のサイトです。
ユーザーのためになる外部サイトへのリンクは、ユーザー第一主義のサイトであることをアピールすることになり、サイトの評価も高くなることが予想されます。
まとめ:大事なのは訪問者第一のサイト作りを目指すこと!
今回、リンクのnofollow属性について調べましたが、使い方を間違えると自分のサイトの評価も下げてしまうことが怖いなと思いました。
あまり細かく考えすぎると難しく感じてしまいますが、大事なことはユーザー第一主義です。
適切なnofollowの使い方は、検索エンジンからのサイトの評価も高まります。
そのためには、ユーザー第一主義の考え方を忘れずサイト運営をしていくことが大切です。
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